OTIS独自の加工技術についてご紹介いたします。
フィルムやテープ等を用いて形状加工するだけでなく、様々な機能を有するフィルムを積層化することで機能の複合化が得られます。
今回、フィルム加工をご紹介する当製品は、医療機器製造認可を取得している当社がお客様の開発段階から材料選定~形状まで、試作及び協議を繰り返し完成したフィルム製品です。こちらを用いて、フィルム加工についてご紹介します。
異なる厚み・素材・形状の各種フィルムをロールtoロールで貼り合わせ、プレス機・ラミネーターを複合的に組み合わせます。
両端の穴はパンチ加工を用いて形状を打ち抜いて加工。中央部10個の穴はピナクル型でハーフカットした後、プロセス図の②でラミネートした微粘着フィルムに不要箇所を貼り付け、カス上げにて内形加工。すべての穴をパンチ加工ではなくピナクルを用いたのはパンチ型は価格が高いのでお客様のコスト削減により提案したプロセスになります。
ピナクル型でハーフカットしたのち、カス上げする外形加工。
絞り加工にて穴部に凸形状を成形。その後、不要箇所のカス上げや保護フィルムをラミネートし最終工程でシート形状にカットし製品が完成となります。
上記の加工フロー内の、外形加工の各加工詳細をご説明いたします。
プレス加工とは…フィルムなどを金型にプレスして形を作る加工
ラミネート加工とは…複数の材料を貼り合わせ、積層させる加工
フィルム加工とは…ロール状のフィルムや両面テープの材料を切断(スリット)し巻き取る加工
OTISでは上記以外の加工も行っております。