PRESS PROCESSING TECHNOLOGY 加工技術

OTIS独自の加工技術についてご紹介いたします。

フィルム加工とは?

フィルムやテープ等を用いて形状加工するだけでなく、様々な機能を有するフィルムを積層化することで機能の複合化が得られます。
今回、フィルム加工をご紹介する当製品は、医療機器製造認可を取得している当社がお客様の開発段階から材料選定~形状まで、試作及び協議を繰り返し完成したフィルム製品です。こちらを用いて、フィルム加工についてご紹介します。

加工フロー

異なる厚み・素材・形状の各種フィルムをロールtoロールで貼り合わせ、プレス機・ラミネーターを複合的に組み合わせます。

プロセス紹介

  • プロセス①

    両端の穴はパンチ加工を用いて形状を打ち抜いて加工。中央部10個の穴はピナクル型でハーフカットした後、プロセス図の②でラミネートした微粘着フィルムに不要箇所を貼り付け、カス上げにて内形加工。すべての穴をパンチ加工ではなくピナクルを用いたのはパンチ型は価格が高いのでお客様のコスト削減により提案したプロセスになります。

  • プロセス②

    ピナクル型でハーフカットしたのち、カス上げする外形加工。

  • プロセス③

    絞り加工にて穴部に凸形状を成形。その後、不要箇所のカス上げや保護フィルムをラミネートし最終工程でシート形状にカットし製品が完成となります。

加工技術の詳細

上記の加工フロー内の、外形加工の各加工詳細をご説明いたします。

プレス加工

プレス加工とは…フィルムなどを金型にプレスして形を作る加工

OTISの加工事例
  • ロールtoロール(全抜き、ハーフカット、抜き落とし、吸い上げ)
    最大幅W300 有効製品サイズ275(幅)x380(送)
  • 単板(全抜き、ハーフカット、吸い上げ)
    最大幅W750 有効製品サイズ730(幅)x750(送)

ラミネート加工

ラミネート加工とは…複数の材料を貼り合わせ、積層させる加工

OTISの加工事例
  • ラミネート:ロール状のフィルム・テープ・クッション・金属箔等の積層
    最大幅W750(2層) W500(3層) W300(4層以上)
  • 熱ラミネート:材料間の密着においての過熱積層
    最大幅W200 MAX150℃
  • リール化加工:枚葉材をリール化加工
    最大幅140mm~260mm

スリット加工・シートカット加工

フィルム加工とは…ロール状のフィルムや両面テープの材料を切断(スリット)し巻き取る加工

OTISの加工事例
  • スリット(二軸スリット):フィルム状ロール材の巻き出し・スリット加工
    最大幅W1400 有効幅 1380mm 径800mm 400kg 3,6インチコア
  • スリット(ぶつ切り):シングルセパ両面テープ及びセパレス片面テープのロール状での裁断スリット加工
    最大幅W1350 有効幅 1300mm 径240mm 20kg 3インチコア
  • シートカット:ロール材の裁断
    最大幅W1000

その他加工

OTISでは上記以外の加工も行っております。

OTISの加工事例
  • セパレーターハーフカット加工:下死点精度で25μにハーフカット(ロータリー)
  • 絞り加工:ダイにセットされた板材をパンチで加圧し、円筒やドーム形状に成形します。
  • フィルムパンチャー:最大幅W250 580(X) x 250(Y)㎜ 加工精度±20μm
  • トリムパンチャー:最大幅W158 500(X)x158(Y) ㎜だが型を取り付けるため158x110mm 加工精度±25μm
  • ディスペンサー:アロマシート等の滴下に対応
  • ロータリースクリーン印刷:シームレスに印刷可能、厚膜塗布可能

フィルム加工の不良の種類

フィルム加工における、様々な不良について紹介します。OTISでは、不良現象を予測し、様々な対策を行っております。予想される不良現象の種類はこちら。

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