今回のテーマは「スクリーン印刷」についてです。
まずはスクリーン印刷の起源ですが
スクリーン印刷の方式をいわゆるステンシル方式と考えますと、
日本の捺染(なせん)方法がその母体であるといわれています。
日本のからヒントを得て、海を越えたイギリスで発展し、
シルクスクリーン印刷として呼ばれるようになりました。
現在ではナイロンやSUS及び、一番ポピュラーな
スクリーン素材(幕)等多様な版が存在しますが、
当初は絹(シルク)を使用した為、シルクスクリーン印刷と呼ばれるようになりました。
技術の進化とともに様々なインキ(インキに混ぜるフィラー)が生まれ
オフセット印刷やシール印刷、デジタル印刷等と違い、
孔から押し出せれば、何でも印刷出来るスクリーン印刷が特殊印刷として発展していきました。
例えば、加飾面からインキにクローズアップしてみますと
・ミラー印刷…アルミペーストを使用
・メタリック印刷…アルミペーストを使用
・拡散印刷…シリコンビーズ等を使用
・再帰性反射…ガラスビーズ等を使用
・厚盛り印刷…UVインキを使用
・テクスチャー印刷…マット印刷・グロス印刷・UV厚盛り印刷を組み合わせた
・ブラックライト印刷…太陽光や蛍光灯下では無色でブラックライトの照射により発色
・ステルス印刷…スモークインキ等を使用
上記のように様々な印刷がスクリーン印刷では可能です。
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社では、
ロータリースクリーン印刷機も自社開発しております。
シルクスクリーン印刷の特徴とグラビア輪転印刷の特徴を併せ持った機械に成ります。
平スクリーン印刷(枚葉型)とは異なり、ロール基材限定とはなります。
特徴としては
・高速性…輪転印刷の為、高速印刷可能です 6~30m/min
・連続性…輪転の為、平スクリーンでは行えないエンドレスパターン塗工が可能
・安定性…印圧タッチが一定であるため、安定した連続塗工が可能
・厚膜性…版離れも良く厚盛り印刷に適しています。
加飾インキの印刷、継ぎ目のないエンドレスパターン印刷、
厚盛り印刷、ロールtoロールの印刷は
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社に是非、お気軽にご相談ください。