厚生労働省では遠隔診療を推進するほか、
医療情報システムの安全管理に関するガイドラインの整備も進めています。
なぜならすでに少子高齢社会に突入している日本に、
今後さらなる超高齢社会が到来しようするため、
より効率的な医療が必要になることは言うまでもありません。
そのために必要になることのひとつが、医療におけるIoTの導入です。
医療分野へのIoTとは、医療機器とヘルスケアのITシステムを、
オンラインのコンピューターネットワークを通じてつなぐという
「IoMT(Internet of Medical Things)」の概念が提唱されているようです。
これまで以上にデータを活用し、
インテリジェンスが製品の中に組み込まれていく時代になっていくことが予想されます。
2016年に、遠隔モニタリングによって監視されている患者の数は44%増加し、
昨今も増え続けている状況です。
遠隔患者モニタリング機器の世界市場は、2025年までに19億米ドルに達する見通しです。
医療従事者とリアルタイムに繋がるという安心感は、
患者にとって 非常に重要なケアの一つになり得るのではないでしょうか。
遠隔モニタリングにより収集された情報は、診療全体のレベルを上げ、質の向上を図ることができます。
また、情報がリアルタイムに共有され、データが分析されることで、
患者に対してはその時の健康状態や改善に対して、
正確で効率性の高いアドバイスが可能になるでしょう。
そう言った意味でIoMTはヘルスケア分野や介護分野での今後の発展が期待されています。
オムロンヘルスケアと資本・業務提携関係にある心房細動診断機器メーカーのAliveCorは、
スマートウォッチの着用者が利用できる医療グレードの心電図(ECG/EKG)バンドを開発しました。
これを装着することで、脳卒中を引き起こす不整脈症状を検知し、
心拍数と心律動を計測することが出来ます。
その他、電子聴診器を使用することで、遠隔での診断が可能になります。
すでに欧米ではFDA認証を取得する製品も出ています。
聴診器の電子化には以下のように様々なメリットがあります。
例えば、心音/肺音モード搭載内蔵したDSP(デジタルシグナルプロセッサ)を初めとする、
センサーには様々なフィルムが採用されております。
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社は、様々なセンサーに用いられる
フィルムやテープ加工に携わっております。
医療機器のIoT、デジタル化には、これまでの医療機器に加え、
放熱性、ノイズ抑制、シールド(防水)性能等の機能を有するフィルムを使うことを要求され、
これによりこれまでの医療機器に、より精度の高い診断・測定を行う事ができるようになり、
またフィルムを使用することで、製品の軽量化の付加価値が付与された製品となります。
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社は、
長年培ってきた高機能性フィルム・テープ加工の技術がきっと皆さまのお役に立てると思います。
是非、IoTに関するテーマにつきまして、
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社に、ご相談ください。