DXと言うワードをご存知ですか?
デジタルトランスフォーメーションという概念で、経済産業省は下記の様に定義しています。
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、
顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、
業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」
(参考)「DX推進指標」とそのガイダンス(経済産業省)
その具体的な事例のひとつとして、
フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社の工場がある岡山県にておいて
倉敷中央病院は、DXの実現に向けた取り組みで、4300万円を削減したと発表。
急性期基幹病院で、病床数1000床超、職員数3000人超、
年間救急車受入件数は1万件超、年間の新入院患者数は3万人と
院内の医療機器の稼働台数や利用頻度などの把握が課題だったそうです。
その中で、超音波診断装置などを中心に位置情報センサーを設置し
デジタル・IoTを用いて稼働状況を可視化し、稼働時間や頻度を分析。
利用頻度の低い機器を複数の診療科で共有するなど対処することで、
機器の台数や保管場所などを見直したとの事です。
具体的なDX推進策として、経済産業省は主に
「経営戦略の明示」
「情報資産の「見える化」」
「IT システム構築におけるコスト・リスク低減」の3つを掲げています。
(参考) ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展望(経済産業省)
まさに、倉敷中央病院の事例はわかりやすい
一例と言えるのではないでしょうか?
ヘルスケア分野におけるDXは、ウェアラブル等を用いた
体調管理をウォッチするだけにとどまらず、
例えばAmazonは「Amazon Care」なる試験運用を実施しており、
看護師や医師と直接オンラインで医療相談を受けられ
それにより医療従事者の派遣や処方箋を自宅に届けるといった取組との事です。
Microsoftもヘルスケアにおいて取り組みがなされており、
患者は親身になってくれると感じられるエクスペリエンスを
求めているとの理解からの展開を進めているとの事です。
ここで昨今、非常に注目され個人だけでなく企業経営にも求められるキーワードとして
「ウェルビーイング(Well-being)」 の考え方に大いに密接することに気づきます。
ウェルビーングの定義において、
社団法人 日本WHO協会「世界保健機関(WHO)憲章」は下記の様に示しています。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.
(健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神
的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。)
つまり、予防医学の重要性が示されており、
日々の生活の上でDXの恩恵を受ける状態はひとつのソリューションであると言えます。
そこには今後より求められるだろう、
センサー系の部材やディスポーザブルな医療器具等、
フィルム加工・テープ加工のオーティス株式会社の技術が貢献します。
ウェルビーイングを作り上げる製品をオーティスとコラボレーションしていきませんか?
お気軽にご相談ください。