新型コロナウィルス感染拡大の影響で、
マスクをつける生活が当たり前となりました。
人前で口元を出す機会も少なくなりましたが、
虫歯や歯周病、口臭ケアなど気を付けたいものですね。
歯と全身の健康、栄養との関係については最近注目されており、
さまざまな研究が報告されるようになりました。
歯が少ない人は生活習慣病の予防に重要なカロチン、ビタミンC、 食物繊維の摂取量が減り、
逆に炭水化物の摂取量が増えることがわかりました。
歯の本数と肺炎にも密接な関係があります。
現在、歯科保健の分野では、高齢者においても歯の喪失が10歯以下であれば
食生活に大きな支障を生じないとの研究に基づき、
生涯にわたり自分の歯を20歯以上保つことにより健全な咀嚼能力を維持し、
健やかで楽しい生活をすごそうという8020(ハチマル・ニイマル)運動が提唱・推進されています。
口腔ケアや治療に使用される機能性フィルムをいくつかご紹介します。
・口内炎に対して貼って治すフィルム
口内でも目立ちにくいフィルムタイプのものがあります。
薄いフィルムから有効成分が溶け出し、口内炎にダイレクトに効いていきます。
貼っている間は、歯や食べ物などの刺激から患部を守ります。
・歯科治療の際に使用されるフィルム(咬合紙/こうごうし)
詰め物や被せ物をした時に、セロファンの様なものを口に入れて
「カチカチ噛んでください」と言われることがあると思います。
この紙の事を咬合紙(こうごうし)と言い、厚みは8~100μmのものがあります。
咬合とは噛み合わせの事で、咬合紙を噛むと強く当たる部分に色が付き、
その部分の歯を少し削る事によって噛み合わせを調整します。
ほんの少しの微調整ですが、噛み合わせは歯の寿命だけでなく
身体の歪みや頭痛なども引き起こす事もあるので咬合調整はとても重要です。
・口臭ケア用途のフィルム
舌の上ですばやく溶ける息リフレッシュフィルムです。
残念ながら、今回ご紹介したフィルム加工において実績はございませんが、
医療・ライフサイエンス分野にも力を注いでおり、他製品では加工実績も有しております。
お困りごとがございましたら、
是非、フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社へご相談ください。