今回は初めに一つの質問を考えてみたいと思います。
オーティスブログを読んでいただいている皆さまは、
「フォックスコン」と聞いて何を想像しますでしょうか?
・世界最大級の電子機器受託生産 (EMS)である鴻海(ホンハイ)精密工業
・2016年に日本のシャープを買収した企業
・2020年中華民国総統選挙での出馬を目指したテリーゴウ
等でしょうか。
そんなフォックスコンについて、新しく驚きのニュースがありました。
CNBCやFinancial Times等の世界のメディアが報じていますが、
フォックスコンが電気自動車の世界でのGoogleを目指すこと。
より具体的には、
電気自動車を製造する際のオープンソースのプラットフォームを目指すこと、
2027年における電気自動車の予想生産台数3000万台のシェア10%である300万台の生産を目指すこと、
2024年までに全固体電池を製造すること。
等になります。
Apple社のiPhoneの受託生産で有名なフォックスコンが電気自動車の産業に進出する。
これはまさに電気自動車の市場がどんどん拡大していくこと、
ガソリン車から電気自動車へのパラダイムシフトの一つの証拠と言って良いと考えております。
ガソリン車から電気自動車へのパラダイムシフトが起こるにあたり、
大手自動車メーカーからそのサプライヤーまで、どのような変化があるでしょうか。
今まで必要だったエンジン等が不必要になり、
逆に電池やモーター等が必要になっていきます。
必要なものが変わっていくので、
それは各社にとって機会になれば、脅威にもなると考えております。
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社も、
このパラダイムシフトを機会と捉えております。
もちろん、今まで情報通信端末業界で積み重ねてきた経験が、
電気自動車の市場で必ずしもあるわけではありません。
だからこそ、金属や樹脂部品の曲げ加工等、新しい材料の新しい加工にも日々取り組んでおります。
そして、金属や樹脂部品の曲げ加工は、電気自動車の部品で必要な技術の一つと考えております。
さらに、フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社は日本だけではなく、
アクセスマップにもありますように、中国の蘇州や東莞に工場がございます。
上の写真も蘇州工場、東莞工場、日本の工場それぞれで同時に取り組み、
材料の調達・加工方法・コストの比較を行っております。
「お客様の期待を超える提案」を常に考えながら積極変化をして、
新しい挑戦に取り組んでいます。
是非、お気軽にご相談ください。