「糖尿病」はよく耳にするワードです。
厚生労働省により、日本人の糖尿病人口は1,000万人以上と言われ
右肩上がりで増えているそうです。
一方で、糖尿病予備群はここ10年で減っているとの推計が出ております。
2008年度から始まったメタボ健診などによる予防効果が出ているとみているそうです。
私自身、糖尿病とは関係ないと思っていましたが、
毎年の健康診断でじわじわと増える体重、ウエストから他人事ではないのでは?と思い、
今回の記事を書くことにしました。
そもそも糖尿病とは?
生命を維持するためのエネルギー源であるブドウ糖。
細胞にブドウ糖が取り込まれず血液中のブドウ糖の量が過剰となる病気が糖尿病です。
細胞に糖を取り込むときに働くホルモンが「インスリン」。
・インスリンがほとんど分泌されず血糖値が高くなる「I型」
・糖分の過剰摂取や肥満のためにインスリンの働きが悪くなり血糖値が高くなる「II型」
糖尿病はこの2つとされています。
このインスリン、アジア人は欧米人よりも分泌量が少ない人が多いと言われ、
さらにはストレスや加齢、遺伝の影響、そして内臓脂肪により
インスリンを効きづらくする物質が分泌されます。
血糖値が高い状態を放っておくと、血行障害が起こり合併症を引き起こすと言われています。
目の網膜に栄養を送っている毛細血管が障害を起こす、腎臓の毛細血管が詰まって、
尿毒症や腎不全を引き起こし、壊疽(えそ)となる等…
日本予防医学協会が健康診断においてメタボ検診を行うように薦めています。
メタボ検診は胸囲、BMIの数値により、血糖、脂質、血圧、喫煙をチェックするとされています。
つまり、数値管理をして症状の悪化を予防する。
糖尿病と診断された方、自己測定が必要と判断された方は、
医師の指導により血糖値測定器を導入して、血糖値を測定することで、
生活習慣の改善を促します。
インスリン投与が必要なほど糖尿病が進行した方でも、
血糖値を把握して食事の仕方や運動等生活習慣を改善しインスリンの
投与不要になった方いらっしゃるとの事です。
つまり糖尿病には血糖値測定が必須となります。
血糖測定器においては、血液を採取する器具と、ブドウ糖を測る機器を用いて計測します。
その機器に新しい針をセットし
よく消毒した指先にあてて少ない痛みで少量の血液を出し
測定器のセンサー部分にあてると、数秒後に血糖値が表示されます。
針は、血液による感染を防ぐために、再びセットできないようになっています。
このようにヘルスケアに関する測定器には衛生面を考慮し
ディスポーザブルである必要性が求められます。
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社ではライフサイエンス分野において
多くの実績はこのディスポーザブルに関っております。
(参考)医療用ディスポーザブル製品に採用されるテープ品の加工
また、測定においてはマイクロ流路等を用いる方法も昨今進んできております。
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社は
多くの人が健康に暮らす為に必要とされるヘルスケア関連の製造をより充実させていきます。
お気軽にご相談ください。