昨今よく耳にするようになった SDGs(エスディージーズ)というワード。
このブログでも何度か書いていますが、詳しく意味を考察することや
実践することはない、といった人も多いと思います。
今では、SDGsは小学校の授業でも習うテーマで、歌もあるみたいです。
SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の略称で
日本語では「持続可能な開発目標」と訳されています。
開発目標と言われると大きな企業や国にしか関係ないような感じがしますが
社会全体、世界中の企業、そして世界中のすべての人々が目指すべき目標として
みんなで力を合わせていこう、というメッセージでもあります。
SDGsが掲げる目標には、
「貧困をなくそう」、「飢餓をゼロに」、「安全な水とトイレを世界中に」
といったものがあり、日本では当たり前に保証されているようなことも
世界では当たり前ではないことが分かります。
こういった大きな社会問題に取り組む機会がある人はそう多くないと思いますが、
「つくる責任、つかう責任」「海の豊かさを守ろう」といった
小さな企業や個人レベルで取り組める目標もたくさんあります。
私たちフィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社のある岡山県真庭市では
開発目標(SDGs)の達成に向けた優れた取組を行う都市として
全国29都市の「SDGs未来都市」に、また、その取組自体も先導的なものとして
全国10事業の「自治体SDGsモデル事業」に選定されています。
そしてその取り組みを積極的に行う
企業・団体でつくる「真庭SDGsパートナー」にも参加しています。
私たちのような製造業を営む企業が目指すべき目標として、
特に影響の大きい環境面での課題解決に向けた取り組みを積極的に行っています。
例えば
◎「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」
本社工場の屋根には全面に太陽光発電パネルを装着し、社内電力の多くを賄っています。
また真庭市内には地形を活かした多くの水力発電施設、間伐材や廃材を使った
バイオマス発電施設が存在し、化石燃料だけに頼らない再生可能エネルギーを
地域全体で積極活用しています。
◎「つくる責任、つかう責任」
オーティス株式会社では主にプラスチック材料を
主原料としたフィルム、テープ製品の打ち抜き/貼り合わせ加工を行っており、
その際に出るプラスチックごみの削減に努めています。
以前は産業廃棄物として処理していた多くのプラスチック材料も、
2020年度に可能な限りマテリアルリサイクルすることで廃棄物を大幅に削減し、
同時に廃棄物処理費を削減することが出来ました。
オーティスでは2021年度として産業廃棄物のリサイクル率98%以上を目標に掲げ
産業廃棄物の分別排出、リユースの推進、産業廃棄物の有価物化を実施致します。
最終的には(数年後)リサイクル率100%のゼロエミッションを達成すること
を目標として企業活動を行います。
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社は
ただ営利を求めるのではなく、地球に生きる一員として
この世界にどう貢献できるのかを考え、まずは身近なとこと、
小さな事から実践を始めています。