「MaaS(マース)」という言葉を耳にしたことはありますか?
「Mobility as a Service」
つまり、一つのサービス上に移動を統合する仕組みのこと。
分かったような、分からないような…
この話を職場でしていたら「SaaS(サース)」って知ってます?
と聞かれました。またよくわからない略語が…。
ただ「SaaS」を理解すると「MaaS」の理解もしっくりきたのです。
「SaaS」は「Software as a Service」。
つまり、クラウド等を用いてパッケージ製品を
提供するソフトウェアサービスの事。
例えば、NetflixやAmazon Prime Video、
その他漫画配信アプリ等がSaaSに当たります。
SaaSとしての動画配信サービスが私たちの生活にかなり溶け込んでいる中、
動画というソフト、これを移動体に置き換えたものが「MaaS」なのです。
移動体を統合して…イメージが湧きづらいかもしれませんが、
最近ではタクシー配車アプリが例としてあげられます。
様々なタクシー会社の情報を1つのサービスで
消費者に最短で迎えに来てくれるタクシーを
呼び出すことをスマホ操作でできるのです。
この事例を少しずつ拡大化していけば「MaaS」のあるべき姿が見えてきます。
例えば、目的地に向かう上で先程のタクシーだけでなく、
選択肢としてバス、電車、更には自転車や徒歩。
サービス利用者が優先する事項、例えば、コスト、時間、ゆとり等のニーズに対して、
最適な複数の移動体での提案をする。
この程度であれば、もう技術的にも成立しそうな感じがしますね。
「MaaS」の視点で捉えれば、移動体の選択肢が既存の移動体の域に
とどまらないニーズが抽出されると思います。
例えば、2人だけで打合せを移動体の中で実施したい…
それに応える移動体とは何か?
となると現在の移動体では「徒歩」を除くとマイカー、プライベートジェット等を
所有していることが前提となります。
ですが、無人で動くタクシーがあった場合はどうでしょうか?
ネットで調べてみたところ、私の想像を上回る、
そのニーズに応えてくれそうな開発案件を発見しました。
スカイドライブ(YouTube)
2年後に「空飛ぶタクシー」事業化 元トヨタ社員が描くMaaSの未来
(日経XTRENDより)
しかも2023年に事業化を目指しているとの事。
新たな移動体の誕生の予感がします。
スカイドライブの様な移動体が生まれることにより新たなニーズの誕生の予感もします。
今回「MaaS」を切り口とした記事を記載しましたが、
「MaaS」はソフトの話…だけでは片づけられない様々な開発テーマが存在します。
先程のスカイドライブの動画でもハード面でも
現状では出来そうでできない課題がいくつも存在します。
例えば空での事故防止の為、360℃モニタリングかつ
衝突防止の為のセンシング技術と動作制御や、
人をキャプチャーする画像認識シーンでは
高速通信解析技術、ヘッドアップディスプレイの様な映像表示と
空間動作するセンシング技術。
まだまだ多くのハード面における技術課題が抽出できます。
そこから更に深堀すれば、高速でのセンシングや通信に伴う発熱に対しての
熱マネジメントや現在のスマートフォンでも多くの人のニーズとして抱える
少しでも長く使いたいと願うバッテリーの課題等に気づくのは容易ではないでしょうか?
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社は
「MaaS」に求められる自動車やエネルギーに関わる技術貢献だけでなく、
先日ブログ記事「Io(M)Tの加速とフィルム加工」からも
ヘルスケア分野でも同様のサービスは生まれていくと考えております。
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社は先にもありますように、
今後のニーズに求められる様々な機能をフィルムに詰め込まれるケースが多々あり、
それら高機能フィルムをラミネートして機能の複合化加工等にて、
より技術の進化に貢献いたします。
共に未来を語り、新たなニーズの創出とソリューションのため、
フィルム加工、テープ加工のオーティス株式会社へ、
お気軽にご相談ください。